リチャードブログ

思いの丈をつづります

変なおじさんについての日記8

昨夜1人でスキーへ行くと行ったおじさんに
おやすみなさい、と送ってから返事が来ない。


彼はそれほどまでにスキーに興じているのだろうか。
おじさんのことだからこの年から原田を目指すとも言いかねない。

その場合越後湯沢まで電車で行く道すがらはまずイメージトレーニングに注力する。
東京駅からMAXたにがわへ乗車。
携帯はおろか外の景色も一切見ることなく、目を瞑ってスキージャンプの様子を思い浮かべる。まずはジャンプ台へ移動。スキー板を履いての移動は困難が伴う。
飛ぶことに意識を集中させ煩悩は捨て去る。
煩悩を綺麗に捨てたところで瞑想の中睡眠に落ちる。
現在地は未だ上野である。




気づけばここは越後湯沢だ。

ウェアを纏いリフトへ乗る。
車中でイメージトレーニングに取り組んだおかげで大分自信がついている。
まずはひと滑り。
うん、成果を感じられるぞ。
滑らかな膝の屈伸運動ができている。
しかし若いころと比べるとやはり膝の上下運動が想像以上にこたえる。

うん、一度カツカレーでも食べて膝を休めよう。
昨日のお酒もまだ抜けていないな。
膝の上下運動がうまく行かないのはイメージトレーニングを怠ってしまったからかもしれない。
よし、もう一度目を瞑ってイメージトレーニングだ。
そう言って食べ終わったカツカレーのトレイを前に目を軽く瞑る。
こんなこと、友達と来ていたら決してできない。
1人で来て本当によかった。


14:30
目を開ける。
イメージトレーニングを終えたおじさんは
こんな時間になっていたことに驚く。
あしたも仕事だ。
そろそろ東京に戻らなくてはいけない。

ウェアを脱いで帰京の準備を整える。


帰りの電車でもイメージトレーニングは忘れない。



・・・・・・・・・
おじさんから連絡が来ないから妄想を描くしかないじゃないか!
いくらおじさんでも原田になろうなんて思っている確率は1%くらいだから
上記妄想は杞憂である。


うん、返信が来ない。
おはようって送るんだよって教えてあげたのにな。