同棲している彼氏がベッドカバーの紐を固結びにした原因について心理学者アドラーの提唱する「問題行動の5段階」から解く
私には同棲している彼氏がいる。
同棲半年。
幸せなことも多いが、ストレスの溜まることもある。
その1つが2016年家事問題である。
2016年家事問題には前編と後編があり、
続編があるのかもしれないのだが、現在のところ2編構成となっている。
2016年家事問題前半は同棲開始3ヶ月後に勃発した。
彼氏は同棲してから一度も家事をしないのである。
私が家事をしている間も平然とYoutubeで趣味のスーパーカーの動画を眺めている。
私:(掃除機)ブーン
彼氏:(スーパーカー)ブゥゥゥゥゥゥゥゥンッッッッッッッッッッッワォン
この人は人の家に住まい、家事もせず、家賃も半分も払わず、普段のご飯も割り勘で
申し訳無さなどは感じないのだろうか。
そこで勃発した2016年家事問題前半。
前半では彼氏がこれからは家事をやる、という話になり、
その3ヶ月後、トイレ掃除もお風呂の髪の毛取りも床掃除も依然私が行っていたことに疑念を抱き、再度家事問題について話した。
これが2016年家事問題後編である。
その時は彼氏がエクセルを持ち出し、担当を明確に割り振って問題は解決したと見られた。
その後、彼氏は私が望むような分量の家事をこなしてくれるようになり、
家事問題でストレスを感じることは少なくなった。
ホッとしていた矢先の出来事であった。
今日彼氏が出かけ、私がベットシーツ&カバーを洗おうと思い、
布団のカバーを剥ぎ取ろうと試みたところ、
ベッドカバーを布団に装着する際、どうやら固結びで行われたようで
非常にとりずらかった。
爪が割れるかと思った。
本件に関しては依然2回ほど同様の問題が発生しており、
その度、固結びは止めるようお願いした。
一緒にシーツを装着する作業まで行い、このように結ぶんだ、とリボン結びを提唱した。
そして一度教えると次はできるのだが、
次の次はできなくなってるのである。
一度できるようになったことができなくなるという事象を受け入れられず、私はこれが故意ではないかと疑ってしまうのだ。
この布団にシーツを取り付ける作業はとても煩雑で
時に結ぶところを誤ってしまい、
たとえば布団の①とベッドシーツの①を止めなくてはいけないところを、
①ー⑤
⑤ー①
のように止めてしまう状況、わかるだろうか。
このようなことが頻繁に起こり、いざ全て結び終わった、
さて、裏返すぞーーーと意気込んで裏返すと
ん?ん?あ``ーーーーぐちゃぐちゃくぁswでfrtgとなることがよくある。
なので、この作業を担ってくれたときは心底嬉しくて
嬉々としていたのだが、まさかこんなことになっていたなんて・・・。
すでに彼氏は出かけていたので、LINEで問い詰めた。
アドラーの心理学的にこの場合問い詰めることが目的達成となるのか
少々不安ではあったが、怒りに任せてぶちまけた。
私「ベッドシーツ、また固結びになってて取れないんだけど」
彼氏「取るの難しかった?」
これは確信犯である。
私は彼がどのような心境で固結びにするのか非常に不可解である。
取るときのことを考慮すればリボン結びにするのは当然で、
取る人に全く優しくない行為である。
卑劣な犯行だ。
私「リボン結びじゃないと取れないって、爪痛めるって何度も言ってるよね?」
彼氏「リボン結びにして解けると固結びになっちゃうんだ」
どんな言い訳だ。
リボン結びが解けても固結びには決してならない。
私はGoogle画像検索を用いて下記図を取り出し送信した。
彼氏「結び方間違ってたのかな、、今度はこの図でやってみる」
いい年してリボン結びがわからないとは何事だ、
言い訳は腹立たしいからやめてくれ、と思ったが、
今度はしっかりやると言っているので諦めた。
私「せっかくやってもらったところ悪いね、今度から気をつけて」
私はもやもやした気持ちのまま整体へ出かけ、
整体終了後、近くのカフェでと見かけていた「幸せになる勇気」という心理学書の続きを読んでいた。
この本がちょうど教育について述べられており、
子供を叱っても賞賛してもいけないと記述があった。
彼氏を子供扱いするのは良くないが、
もし2016年固結び問題が終焉するならと、
少し当てはめながら読み進めていった。
すると「問題行動の心理5段階」という章に当たった。
これはまさに私が知ろうとしていたことではないだろうか。
私は彼氏が「ベッドシーツを固結びにする」という行為は「問題行動」であると捉えた。
アドラーの提唱する心理学では、
問題行動には5つの目的があり、進行度合いによって1→5へステージを遷移するとのことだった。
彼氏の問題行動の目的はどれに当てはまるのだろうか。
アドラーの心理学的「問題行動の5段階」
①賞賛
人の動機は賞賛を得たい、褒められたいというのが根源にある。
しかしこれは問題であるとアドラーは提唱する。
なぜなら賞賛を目的とすれば、褒められなかったときに1段階上がった問題行動をおこしてしまうからである。
→彼氏の行為は到底褒められるべき行動ではないため①には当てはまらない。
②注目換気
これはクラスで必ずいる、お調子者などがこれに当たる。
また、できなくて泣く子、などもこれに該当する。
→彼氏はわざとできないふりをして私の注目を集めたかったのだろうか。
だとしたら、前回できたときの賞賛が足りていなかったのか、、
しかし実はアドラーは賞罰は推奨していない。
実は家事をしてくれたことに対し、「なんだできるじゃん〜!」と
褒めていたところもあった。
彼氏も満更でもない様子で「褒めて伸びるタイプ!」と
言っていたのでうまく言っていたと思っていたのだが・・
賞賛をする行為は今後やめなくてはいけないと思った。
③権力争い
親や教師を罵る。
→現段階で彼氏が②のステージに居るとすると、
私は今後彼氏に罵られるのだろうか。。
通常の問題行動は③までで収まるらしい。
④愛の復讐
ストーカー、自傷行為、お風呂に入らない、グロテスクな趣味をもつ。
→彼氏は今後固結びを攻めた私をストーカーし、ストーカーを終えると帰宅し自傷行為を行い、現在3分で済ませているお風呂についには入らず、大好きなスーパーカーの趣味はスーパーカーで人を轢くこと、など進化していくのだろうか。。恐ろしい。なんとしても早急に固結びを安全な方法で阻止しなければいけない。
⑤無能の証明
自分にはできないから期待しないでくれ
→これはダスキンを呼ぶということか。
彼氏はおそらくアドラーの心理学に当てはめると②の段階にいるようだ。
問題行動はすべて賞罰ではなく、
交友によって解決ができるらしい。
交友とはこの場合、なぜリボン結びにしてしまったかヒアリングを行い、
罰を与えたり、怒りや叱責を行うのではなく、
原因を探り一緒に解決していくことらしい。
最初に叱責したのはアドラー心理学的に誤りであったが、
おかしいかと思っていた図を用いた説明はアドラー的には正解だったようだ。
なので今日干し終わったベッドシーツは装着せず、
彼氏の帰宅を待って一緒に図を見て装着しようと決断したのである。